本日2025年8月11日は、一粒万倍日・大安と重なり、日柄が良い日である。今年の日経平均株価の年初来高値は、7月24日の42,065.83円であるが、この日は一粒万倍日・大安・天赦日だった。
新橋駅の烏森口を出ると宝くじ売り場があるが、日柄が良い日には長い行列ができる。日柄の良い日は、縁起が良いとされているので、宝くじを購入すれば当たる確率が上がると考える方がいるのだろう。
そう考えると、株式投資においても、「大衆心理」としてその傾向がありそうな気がする。では、日柄が良い日に株を購入すればよいのだろうか。下図は、直近2か月の日足チャートである。

出所:Yahoo!ファイナンスのデータに基づき高野誠司特許事務所が作成
7月24日は、前日から急騰し、日中の取引でも上昇している。6月30日は、数日前から上昇し、日中の取引では僅かに下落している。つまり、買うのに適した日というより、むしろ「売るのに良い日」に見える。株価において、日柄の良い日にピークを迎えるアノマリー(経験則)があれば、その前に仕込んでおくのがよさそうだ。
さて、本日は一粒万倍日・大安であるが山の日で取引はない。明日8月12日は売るのに適した日になるだろうか?