コーポレートガバナンス・コード改訂によって、上場企業においては知財・無形資産投資等に関する情報開示が求められる。投資家などステークホルダーに、知財・無形資産に関する投資や戦略を分かりやすく説明する上で、各種活動と企業成長との因果関係を示すことが有効である。
その際に、組織の重要業績評価指標であって具体的な数値で表されるKPI（Key Performance Indicator）の状況や推移を示すことによって、説得力を補強できる。
その一方、企業の多くが知財・無形資産に関するKPIの必要性は認識しつつも、そのKPIを設定することに難儀している。
この様な背景の下、あらゆる企業（非上場企業も含む）において、他社の知財・無形資産に関するKPI事例は大いに参考になるはずである。
そこで、知財・無形資産に関するKPI事例を抽出して「知財・無形資産KPIの事例分析」としてまとめ、その特徴や傾向などを分析し考察したので、是非ご一読いただきたい。
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